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2017年1月

2017年1月26日 (木)

日本国内旅行 その11

  紅葉期直前の奥日光は結構

 我々が日光へ出かけたのは、2016年10月初旬のことである。その計画を立てたのは、ブラタモリの日光編を見て、奥日光の地質に興味を持ったからでもある。計画を実行した10月初旬という時期が、かなり重要であったと後に知る。

 成田空港に着いた当日は、成田で一泊するのをここ数年の恒例にしている。そのため日光行きの計画としては、翌朝の東武線で行くのが都合いい。ところが意外なことに、観光地としての日光の知名度とは裏腹に、鬼怒川行きの急行列車の方が圧倒的に便が多い。日光へは、鬼怒川行きに乗って今治で乗り換えなくてはならない。

 私はネットで調べ、日光行き直行スペーシア号の予約を電話で取った。その前年草津温泉にバスで行った時、予約は電話かネットで入れ、支払いは成田空港のコンビニで済ませることが出来た。そのシステムが便利だったので、日光行きでも似たようなものを期待していたのだが違った。電話予約は1週間以内の条件付き、券の購入は当日、東武駅の窓口においてのみ。

 京成浅草駅から東武浅草駅への乗り換えはかなり離れていて大変なので、スカイツリー駅で乗り換えた方が良いというネット子の勧めが多かった。その上に、予約した券の購入のために窓口で列に並ばなくてはならないとすると、30分しかない乗り換え時間で間に合うだろうか?と案じた。

 実際には乗り換えに、路上を5分ぐらい歩いただけだし、窓口で列に並ぶこともなかった。むしろ順調に行き過ぎて予定前に着いてしまい、列車が入ってくるのをかなり待たなければならなかった。案ずるよりも産むが易し、である。もともと、朝9時半発の日光行き直行スペーシアは季節限定便のようで、9月下旬から始まったばかりみたいである。おかげで車内はガラガラ、快適な汽車の旅を楽しめた。

 東武日光駅に到着後、路線バスで奥日光の湯元に向かう。バスの席に落ち着いてから、そういえば朝から何も口にしていない、と気がついた。乗り換えに気をとられ、まるで忘れていた。大きなホテルのある停留所で途中下車しようかとさんざんに迷ったものの、結局終点の湯元まで降りることはなかった。温泉町ならば、土産物屋、食べ物屋が沢山あるだろうと期待した。

 ところが観光案内所で聞いたところ、そういう店屋は町中にないと言う。代わりに、1駅前のバス停近くにある湖畔のレストハウスを教えてくれた。途中にあるビジターセンターを覗いたりしながら、1駅分歩いて戻った。センターの館員によると、紅葉は始まっていたが先日の台風で散ってしまったそうである。確かに、美しい景観を観光したい人のためには時期尚早である。

 しかし、ブラタモリで取り上げられた何ヶ所かを実際に見られた私には、最高のタイミングであった。渋滞があるわけでもなく、行き帰りの路線バスにゆったりと座って景色を楽しめた。急斜面を流れ下る竜頭の滝を、途中下車してまで見に行く時間的余裕はなかったものの、帰りの車中から垣間見ることが出来た。滝のイメージを持てただけで私には十分だったし、感動もした。まさに、紅葉期直前の奥日光は結構、であった。

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