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2012年3月17日 (土)

地殻底のマグマ層 その30

   ジョン・ミルンの原書が読める 

 ネットで調べていたら、コロボックルを妖精の大きさととらえているものが多かった。それではまるで、白雪姫の7人の小人である。フキの下の人ということで、一般的なフキの大きさからイメージするからだろう。 

 北海道や東北には、2メートル、3メートルもの巨大なフキが自生している地方もあるらしい。それでは逆に巨人になってしまう。コロボックルをフキの下の人、と名付けたアイヌの地域には、1メートル前後のフキが自生していた、と考える方が自然である。 

 また、フキの葉を傘のようにさしていたり、家の屋根にしたり、文字通りの「下」である必要性はない。「下」は茎の意味であったかもしれない。名付ける人の気持ちから考えると、1メートル前後の小さい人をフキにたとえた、というだけではないだろうか。 

 コロボックルはエスキモーだった、と仮定してみると、その程度の背丈は現実的である。ヒトは、アリューシャンからアラスカを抜けてアメリカに広がった、と言われることからすれば、かってエスキモーたちが北海道にいたというのは、決して突拍子もない話ではない。 

 ジョン・ミルンについて英語のウィキペディアを当たったら、「コロポク-グル(コロボックル)は人種的にイヌイット(エスキモー)に関連している」とあったので、そんなことを考えてみた。 

 さらに英語のサイトを探していたら、ジョン・ミルンの原書が出てきたので驚いた。図書館の本を、丸ごと1冊電子化してあるのだ。話としては読んでいたけれど、実際に見るのは初めてだった。「グーグル革命の衝撃」(NHK 取材班著、NHK 出版、2007年)には次のように書いてある。 

[グーグルは現在、「人類の知の集積」である書籍をスキャンしてデジタル化するプロジェクトを着々と進めている。 

プロジェクトは、2004年12月以降、各国の図書館と提携するという形で進められている。現在、アメリカの議会図書館、ニューヨーク公立図書館、オックスフォード、ハーバード、スタンフォードなど、英米の主要大学のほか、スペインやドイツの図書館も参加している。またグーグルは、東京大学など、日本の大学図書館にも参加を呼びかけている。] 

 今までは、原典にこう書いてあるという本を読んでも、それを確かめようがなかった。コロボックルの話でも分かるように、最初の情報源から、次第に変えられて伝わる可能性があるのだ。しかし原典に当たることができるならば、そのような変更は起こらない。 

 というわけで、ジョン・ミルンの本の、関係ありそうな箇所をざっと読んでみることができた。彼は地電流の乱れを重視し、やがてはそれによって、地震予知の可能になる日が来ると考えていた。VAN 法よりも100年も前に、地電流に着目していた科学者がいたとは、驚きである。 

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