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2010年8月17日 (火)

「大陸は何故あるの?」のブログ、始めます

 これは、一見、「空はどうして青いの?」、「月は何故できたの?」という、幼児が発するのと同じタイプの素朴な質問に見えます。こういう質問に対する答えは、一応、科学書などを調べれば出てくるでしょう。ところが、「大陸は何故あるの?」という問いに対しては、答えがないばかりか、問いかけそのものがないのです。「大陸がどのように移動したか?」を問うものはあっても、「そもそも大陸自体がどのようにして生まれたのか?」を問うものは、浅学のせいか、見たことも聞いたこともありません。

 バケツの中に砂を入れ、砂山を作る、と想像してみてください。次に、バケツの縁のほうから静かに水を注ぐと、ミニチュアの大陸と、海とができます。さて、この砂の大陸に水をかけたとしたら、大陸は崩れ、水中に没するはずです。もしもバケツをゆすったとしたら、その過程はもっと早まります。

 次に、水中に没した砂の大陸を、元通りに、水面上に隆起させる方法を考えてみてください。外から新しい砂を足す以外の方法があるでしょうか? 手で水中の砂をかき回してみても、大陸は隆起しません。……いくら考えてみても、私には、その答えがありそうに思えません。

 マントル対流とか、火山の噴火とか、大陸の衝突とかという説明を聞くと、陸地の隆起って、当たり前のことのように思えるのですが、砂と水、という簡単なものに還元してみると、大陸の生成って、地球内部からのそうした働きによっては、できるはずもないことなのです。

 地球には引力があり、全ての方向の物質を、地球の中心へと引っ張っています。そのために地球は、内核、外核、マントル、地殻、海洋、大気圏、成層圏と層状になっているわけです。しかも、中心からの力が全方向に均等に働くため、それら全ての層は、球形になっています。ところが地殻においてだけ、陸地が海洋よりも部分的に突出しています。これは、おかしなことです。

 本来ならば、比重の大きいものは下にあるはずです。カクテルにプース・カフェというのがあり、私も若い頃に作ったことがあります。何種類かのリキュール類が、比重の大きい順に、下から層状に重なります。別名をレインボー・カクテル、と言ったと思うのですが、注意深く作ると、本当に虹のような、カラフルで美しいカクテルができます。作るポイントは、長い柄のスプーンに液を伝わらせて、少しずつ静かに注ぎ、下の液と混じらないようにすることです。こうすると、ほんのわずかな比重の差でも、きれいな境界ができます。

 地球でも同様に、比重の大きい順に、下から重なっていなくてはなりません。水と油ほどの比重の違いがあれば、プース・カフェの場合のように注意しなくても、油は水の上にきます。岩石と水との比重の違いは、油と水どころではありません。気体との混合物である軽石を除けば、岩石が比重の小さい海水に浮かぶ、などとは考えられません。つまり、岩石を砕いて砂状にしたら、あるいは高温で溶かして溶岩状にしたら、岩石が、海水面の上にくるはずはないのです。

 現在最も受け入れられているマントル対流論によれば、地殻の下にあるマントルには対流があり、下から湧き出してきたマグマは、水平に移動した後、海溝で沈み込むとされています。その時に、花崗岩は下の玄武岩よりも軽いので、浮きかすとして沈めずに、大陸を形成する、というのです。もしも花崗岩が軽いのなら、「そもそもどのようにしてマントルに潜り込めたのか?」という問題もありますが、今は、そのことは置いておきましょう。

 ここで問題になっているのは、花崗岩が軽いといっても、それは玄武岩に対してであって、水に対してではない、という点です。マントルに対流があって攪拌しているとすれば尚のこと、岩石である花崗岩が、海水面上にきてはならないのです。それはまさに、「バケツの中の砂をかき回して、水面上に陸を作れるか?」という問題と同じです。

 というわけで、「どうして大陸があるの?」という問いかけは、単純素朴であるように見える割には、かなり根源的かつ困難な問題であるはずなのです。私は、これからこの問題を、ブログの形で少しづつ書いていくつもりです。火星の地形の成因について、太陽系の生成についても語ります。地震や地震予知の問題も扱います。恐竜の絶滅についても書くつもりです。唯一の理解者であった松本清張氏についても書きます。

 大陸の形は、メルカトール図法で描かれるようにばらばらなものではありません。全ての大陸は、今でも一繋がりです。そのことを図として示したら、私の言いたいことがみんなにも理解してもらえるだろう。分かってもらいたい一心で、長いことかけて「大陸の世界地図」を開発したところ、幸いにも、米国の特許が取れました。それについてもお話しします。

 以前、英文のニュースレターを5年半ほど出していたことがあります。学者や研究者との手紙の交換で、激しい論争になったこともあります。そのニュースレターを和訳していこうか、とも計画しています。

 軽い話題でもなく、写真や図(どのようにしてコンピュータに取り込んだらよいのか、転用したい図の許可を取るのはどうしたらよいのか、など、今のところ分からないことだらけです)を多用することもないので、多くの人に読まれる、ということも期待できません。しかしたとえ数は少なくとも、「こんな考え方もあるのか」と目からうろこの思いをしてくださる方が必ずやいるはず、と信じています。

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コメント

「大陸は何故あるの?」のブログ拝見しました。まったく新しい視点での大陸生成がどのような説なのか、それに対しどのような意見が寄せられるのか、これからのブログを見るのが楽しみです。

コメントありがとうございます。読んでいただいていると知るだけでも励みになります。
私の仮説の核心がわかっていただけるように、もう少し先を急ぐようにします。

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